防犯カメラの設置工事で映像確認を
商店街における犯罪は様々なタイプがありますが、窃盗もさることながら店主にとっては、壁やシャッターなどへのいたずら書きが厄介です。犯人が特定しづらく、犯行が深夜の時間帯になるケースが多く、対応が難しいのです。
防犯カメラの設置工事
横浜にある、とある商店街では深夜になると若者のグループがたむろするようになり、喋り声や音楽に合わせてダンスをするなどの騒音被害、店舗先での飲酒によるごみ被害などで悩んでいました。稀に他の若者グループとの喧嘩などもあり、シャッターにぶつかる音が響いたり、怒鳴り声が聞こえたりと迷惑していました。そこで商店街で検討して防犯カメラの設置工事をすることにし、定期的にミーティングを開いて映像の確認をすることになりました。一定期間の録画時間内に、同じグループがどの程度の頻度で写っているのか、他のグループとの喧嘩の場面では怪我人の有無の確認などをするようになり、必要ならば防犯カメラの映像を証拠として警察に通報するような態勢を作り上げました。商店街の各箇所にカメラの設置が行われたことを知らせる文章を張り、警察にも深夜に巡回を強化してもらうように依頼したところ、犯罪や被害が激減し、グループも集まらなくなりました。
カメラの設置がかなり効果的だったようで、日中に同じ場所で張り紙を見掛けた若者が、他の仲間にも知らせたのでしょう。カメラに映像が残ることを警戒した若者たちはそれ以降もたむろすることがなくなり、騒音もなくなりました。